出生ホロスコープ 解釈のコツ(3)



ご自分でホロスコープを読んでみたい方に向けて

「出生ホロスコープ解釈のポイント」を、何回かに分けて連載しています。



今回(3)は、ハウスやアスペクトを含めて解釈するにあたっての考え方です。


 20160405



<出生ホロスコープ解釈の基本>

(1)天体+サイン・・・性質や志向を読む

(2)ハウス・・・どんな世界で(1)を発揮するかを読む

(3)アスペクト・・・(1)を発揮すると、どうなりやすいかを読む



◆天体+サインは【性質】。ハウスは【場所】。アスペクトは【結果】です。

◆天体=「何を」/サイン=「どのように」/ハウス=「どこで」/アスペクト=「どうなる」




star.gif <その1>性質や志向を読む(天体+サイン)

(1)の記事でも書いたとおり、まずは、

「天体+サイン」をしっかり解釈できるようにすることが最優先

だと思います。

つまり、【自分がどんな武器(性質)を持っているかを把握する】のです。




star.gif <その2>どんな世界で発揮するのかを読む(ハウス)

自分がどんな武器(性質)を持っているのかが把握できたら、次に、

【自分が持っている武器(性質)を、どこで発揮するのか=ハウスを把握します。

たとえば私の金星は蠍座で、3ハウスにあります。

「蠍座の性質を帯びた金星を持っていて、それを3ハウスで発揮するらしい」ということが分かります。



───ここまで(天体・サイン・ハウス)は、いわゆる《スペック》です。

どんな武器を持っていて(WHAT)、どこでその力を発揮するのか(WHERE)。

つまり、ここまでは、あくまでも静的な世界です。

スペックだけで、人物は実際には動いていません。

動いていない状態では、何も起こりません。

宝を持っていても、「宝の持ち腐れ」になります。

自分は強いぞ!と思っていても、実際に動かしてみると、そうでもないかもしれません。



私は競馬観戦が好きなので、競馬で喩えてみます(笑)。

競馬新聞に書いてある、それぞれの馬の情報は《スペック》ですよね。

おお!いい血統だな。気質は荒いが、爆発力はありそうだ。(天体+サイン)

2000メートル前後の中距離レース・芝コースでその力を発揮するらしい。(ハウス)

なるほど、コイツは勝てそうだぞ!


──と思っても、これらはあくまで《スペック》であって、

実際のレースで走ってみないことには、どうなるか分かりませんよね。


20160405-2.jpg

(ちなみに私、サイレンススズカの大ファンです笑)





star.gif <その3>発揮した結果、どうなるかを読む(アスペクト)

では、持っている武器(性質)を実際に使うと、どうなるか。

それがアスペクト。

静的なスペック(天体+サイン+ハウス)を、
動的にするのがアスペクトです。



具体的な例で書いてみます。

私の金星は蠍座で、3ハウスにあります。

「金星蠍座/3ハウス」という情報だけでも、

占星術師(読み手)によって多様な解釈があると思いますが、

ここでは、なるべく分かりやすいように解釈してみます。


◆天体=金星は、愛情・社交・趣味嗜好・喜び・美意識などを司る機能です。

◆サイン=蠍座は、狭く深く一極集中的な性質です。

◆ハウス=3ハウスは、言語活動・情報発信・コミュニケーション・近親者などを象徴する世界です。


ここまでを合わせると、

「狭く深く一極集中的な」
「愛情・社交・趣味嗜好・喜び・美意識を」
「言語活動・情報発信・コミュニケーション・近親者の世界で使う」


───そういう人物らしい。ということが分かります。

ここまでは人物情報。あくまでスペック。静的な世界です。

これを実際に使うとどうなるか、動的な結果がアスペクトになるわけです。

では、アスペクトを観てみましょう。

私の「金星蠍座/3ハウス」は、「土星乙女座/12ハウス」と、

90度(スクエア)のハードアスペクトを形成しています。

さあ、みなさまはどのように解釈しますか?




──たとえば金星を「趣味嗜好」の機能として捉えた場合、

「狭く深く一極集中的な」(蠍座)
「趣味嗜好を」(金星)
「言語世界で発揮する」(3ハウス)

──と解釈できますが、乙女座の土星が、強い圧力で、具体性や確実性や正確性を強要してくる


──みたいなことになるわけです。

アクションを起こした結果として、

狭く深く一極集中的な趣味嗜好が、具体性・確実性・正確性を伴いながら、言葉でアウトプットされる。

──という解釈ができます。(違う解釈もできますが、一例として)

実際に私は、

大好きな西洋占星術を(狭く深く一極集中的な趣味嗜好を)

ブログで(言語世界で)アウトプットしていますが、

土星から、強い圧力で、具体性・確実性・正確性を強要されているような感覚があります(笑)

もっと踏み込んで書くと、

私の「金星蠍座/3ハウス」は、土星と90度(スクエア)であると同時に、

MCとも180度(オポジション)を形成していますので、

趣味嗜好がそのまま仕事になりやすいんですね。



アスペクトは、0度60度90度120度180度の場合(メジャーアスペクト)を優先します。

それぞれの角度の詳細についてはそれぞれの記事で書いていますが、

端的に言うと

0度(コンジャンクション)であれば、天体同士が合体しますので、相乗的にエネルギーが強まります。



ソフトアスペクトであれば、天体同士が仲良く連携して、穏やかにスムーズに行きやすいでしょう。

60度(セクスタル)であれば、適度に刺激が加わりながら、スムーズに進みます。

120度(トライン)であれば、スムーズに行き過ぎるので、その効果を実感していない場合が多いでしょう。



ハードアスペクトであれば、天体同士の間に摩擦や葛藤が生じて、良くも悪くも強いエネルギーが加わります

90度(スクエア)であれば、自分の内側で摩擦や葛藤が生じ、強いエネルギーを生じます。

180度(オポジション)であれば、摩擦や葛藤によって生じた強いエネルギーが、外側に向けて発散されやすくなります。



アスペクトの解釈の仕方も、本当に人それぞれで、「正解」はないですが

ソフトアスペクト(60度/120度)は、ほど良く優しい力が加わる

ハードアスペクト(90度/180度)は、強い圧力や摩擦が加わる


──これだけでも、なんとな〜く、解釈できると思います。



先ほどの私の例で言えば、

「金星蠍座/3ハウス」に対して、乙女座の土星が、強い圧力をかけてくるということになります。



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出生ホロスコープ 解釈のコツ(2)




前回(1)の記事につづき、ご自分でホロスコープを読んでみたい方に向けて

「出生ホロスコープ解釈のポイント」について、何回かに分けて連載していきます。


今回は、天体+サイン=個人の性質・志向を読むにあたってのポイントです。




20160401.jpg





10天体についての記事 でも書いていますが、

太陽・月・水星・金星・火星までの5天体【個人天体】と呼ばれます。

【個人天体】は、個人の性質や日常生活に直結している<内側の部分>で、

自分自身でも実感しやすい(自覚しやすい)部分です。



この5つの天体が絡み合って、個人的な性質や志向が形成されます。

擬人化して喩えるなら、一人の人間の中では常に、

太陽さんを中心に、月さん、水星さん、金星さん、火星さんの5人が【体内会議】を開いているのです。

ディズニー映画インサイド・ヘッド脳内ポインズンベリーのようなイメージです。



【体内会議】をまとめる=「代表取締役社長」は太陽。「最終決定権」は太陽にあります。

太陽が下す「最終決断」に、月や水星や金星や火星は不満を覚えるかもしれません。

たとえば太陽と月がハードアスペクトだったりすると、

太陽(社長)の下す「最終決断」に、月はいつも、不満を覚えるでしょう。

月(本能的な欲求)はいつも、満たされません。フラストレーションがたまります。

あるいは、太陽(社長)の言うことを聞かず、月が前面に飛び出してしまう場合もあるでしょう。


 10tentai



「たとえばの一例」ですが、

この5つの【個人天体】を、個人の行動経路(仕組み)として、こんなふうに捉えることもできます。

順番としては、月→水星→金星→火星→太陽

一連の流れで捉えると分かりやすいと思いますので、ご紹介します。



star.gif個人の行動経路(行動の仕組み)


 月 (欲求・感情・心)
 ★本能的な無意識の動機★


     ↓

 水星(思考・言語・頭)

     ↓

 金星(好み・味付け)

     ↓

 火星(実行・アウトプット)

     ↓

 太陽(個人の全体目的に集約)

     ↓

 ( 土星:社会的ゴール )







具体的な例で書くとしたら、


(月獅子座)褒められたい、認められたい!という承認欲求を
  ↓
(水星山羊座)緻密で具体的な言語表現を用いて
  ↓
(金星蠍座)深く、一極集中的な傾向を帯びながら
  ↓
(火星獅子座)創造的に(クリエイティブに)アウトプットし、
  ↓
(太陽射手座)「人間の存在意味を理解すること」という個人の全体目的に集約していく



───みたいな感じでしょうか。




ただやはり、最も重要なのは、太陽と月です。

(占星術用語では、太陽と月を合わせて「ライツ」と呼びます)


時間がないときは、太陽と月の組み合わせだけで、大枠を掴んでいったりします。

先ほどの例で書くなら、


(月獅子座)褒められたい、認められたい!という承認欲求を
  ↓
(太陽射手座)哲学的な方法で(人間の存在意味を理解することで)果たそうとする



───になるでしょうか。




太陽は、<人格統合的な役割>を果たす天体です。

月〜火星までの性質を、太陽が<意識的に>集約していくイメージです。




月は、<無意識の欲求>です。

この無意識の欲求=月こそが、すべての行動の<動機>になっていると考えられます。

マズローの欲求5段階説で言えば、第一階層の「生理的欲求」と言ってもいいほど、

原始的で無意識的な欲求です。

ですので、出生ホロスコープにおいて、月の状態を深堀りしていくことは非常に重要なのです。




自分の無意識の欲求(月)を意識化する、理解することで、

人生の目的や行動(太陽や火星)を変えていくことができるはず。

それができれば、「自分の真の満足」に近づけるはずです。



ちなみに、ホロスコープで月の状態を深堀りしていくにあたっては、「出生時間」が必要になります。




──次回(3)につづきます




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出生ホロスコープ 解釈のコツ(1)




こんにちは。miraimikuです。


ご自分でホロスコープを読んでみたい方に向けて

「出生ホロスコープ解釈のポイント」について、何回かに分けて連載していきます。

今回は、個人の出生ホロスコープを総合的に解釈するにあたっての前提です。



個人の出生ホロスコープを総合的に解釈するにあたっては

10天体12サイン12ハウスアスペクト が、基本要素になります。

(それぞれの概要については、それぞれの記事に書いています)

この4つの基本要素を組み合わせながら総合的にリーディングしていきますが、

慣れないうちは、非常に混乱すると思います。



20160330.jpg




特に、たとえば、グランドクロスグランドトライン「Tスクエア」「小三角」など、

強めの「複合アスペクト」があったりすると

うわあ〜!あるあるある!!

もう、そこしか目に入らなくなってしまいがちです。



一方で、「観ようと思えばいくらでも観れてしまう」のがホロスコープ。

「キロン」ドラゴンヘッドやリリスやヴァーテクスや・・・

天体だけではなく【占星点】【小天体=小惑星】まで含めて、

すべての感受点を解釈しようとすると、本当にワケが分からなくなります。

すべての感受点を「知識のまま」解釈しようとすると、あちこちで矛盾が発生しますし

(そもそも、「矛盾だらけの個人の人格」を読んでいくわけですが)

とにかく、混乱しまくります。




出生ホロスコープは「自己理解を深めること」が目的 だと思いますが、

それでは本末転倒(逆効果)になってしまいますので、ある程度の<割り切り>が必要です。

オーブがタイトなものを優先し、

キーとなっていそうなアスペクトを見極めることが大切だと思います。



占星術師によって(読む人によって)どこにフォーカスするか、どう解釈するかは本当にさまざまですし

私自身、まだまだ発展途上ですが

個人の出生ホロスコープを総合的に解釈するにあたっての前提

以下、3つのポイントでまとめてみます。


star.gifポイント<その1>

「10天体+12サイン」を最優先する。

【占星点】【小天体=小惑星】は、補足程度に読む。

まずは、「10天体+12サイン」をしっかり解釈できるようにする。

12サイン(12星座)よりも【ハウス解釈】を重要視する方は多いですが

個人的には、

12サイン(12星座)をとことん掘り下げることが何より大事で、
12サイン(12星座)こそが占星術の基本になると思っています。


こちらの記事も合わせてご参考ください )




star.gifポイント<その2>

天体+サインをしっかり押さえた上で、次のことを意識して読む。

(1)天体+サイン・・・性質や志向を読む

(2)ハウス・・・どんな世界で(1)を発揮するかを読む

(3)アスペクト・・・(1)を発揮すると、どうなりやすいかを読む



◆天体+サインは【性質】。ハウスは【場所】。アスペクトは【結果】です。

◆天体=「何を」/サイン=「どのように」/ハウス=「どこで」/アスペクト=「どうなる」




star.gifポイント<その3>

【自分の軸=信念】を持つ

ホロスコープに振り回されるのではなく、

どんなホロスコープを読むに当たってもブレない軸=自分だけのルールを持つ。

たとえば「オーブは5度以内」とか、「私は誰が何と言おうとドラゴンヘッドを重視する」とか、

<自分の中での決め事>を作る。

どういう順番で見ていくかも、常に決めておいたほうが良いと思います。




──以上はあくまで私個人の考え方ですが、次回(2)につづきます。




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