地獄の迷路への入口〜最大の敵は自分自身〜 【映画で人間学(1):CHLOE/クロエ】


star.gif 映画で人間学

映画の中では、さまざまな価値観・考え・視点・感情に触れることができます。

そして当たり前ですが、人間の根本的な感情(喜び・悲しみ・憎しみ・愛・孤独・嫉妬・・・・)に、
人種や国籍や身分による違いはなく、みな同じなんだということを痛感します。

占星術も映画も【人間学】。

いい映画には、人間として生きていくうえでの【ヒント】【教え】が随所に散りばめられています。


第一回:CHLOE/クロエ

『あの人を誘惑して。』

★夫と妻
★女の狂気と自滅
★嫉妬と恍惚


・監督:アトム・エゴヤン
・製作:フランス・アメリカ・カナダ
・時間:96分
・日本公開:2011年5月28日

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ストーリー

キャサリン(ジュリアン・ムーア)は産婦人科医として成功し、大学教授の夫(リーアム・ニーソン)と息子(マックス・シエリオット)と平穏に暮らしていた。
だが、ある日、彼女は、夫と教え子の浮気を疑い始め、何も手につかなくなる。
そして偶然出会った美ぼうの娼婦(しょうふ)クロエ(アマンダ・サイフリッド)に夫を誘惑してほしいともちかけ……。




引用:シネマトゥデイより



人間学/個人的感想(DVDで2回鑑賞)


記念すべき!映画レビュー【第一回目】に、なぜこの作品を選んだか。

やはり自分は女ですので、まずは女性のリアルな心理を描いたものを・・・と考えたときに、パッと浮かんできたのがこの作品でした。



サプライズで、夫の誕生日パーティーを画策していた妻。

その夜、夫は帰ってこなかった。

翌日、携帯を盗み見すると、夫と教え子との浮気を疑わせる携帯メールを見つけてしまう。

その日を境に、正気を失い、何も手につかなくなってしまう妻───。



夫の携帯を盗み見してしまうシーンは、同じ女として、見るに耐えがたいものがありました。

見てしまったら最後。

事実が白であろうと黒であろうと、【地獄の迷路への入口】ですからね・・・。

もちろん私も“盗み見”経験者です。

女であれば、誰でも一度は“魔が差した瞬間”があるのではないでしょうか。



妄想と嫉妬で正気を失った妻は、偶然知り合った娼婦に

夫を誘惑してほしい。誘惑された夫が何をするのか見てみたい。

と頼みます。

ロンドンハーツで似たような企画がありますよね。

まあ、趣味の悪い話です。

でも、その『見てみたい』心理、同じ女として、私はわからなくもない。

サドチックとも言えるしマゾチックとも言えますが、それはまあいいとして。



申し分のない夫。愛する息子。自分自身の仕事の成功。

なに不自由ない幸せな暮らしの中で、満たされない“何か”。

妻には得体の知れない虚しさ、埋められない隙間があった。


男ではなく夫としてしか見れなくなってしまった夫。
女ではなく妻としてしか見られなくなってしまった自分。




けれど、ある夜の浮気疑惑をきっかけに、娼婦の登場をきっかけに、
夫が途端に【自分の知らない男】になっていく。

どんなふうに娼婦を見つめ、どんなふうに語りかけ、どんなふうに抱き寄せるのかを妄想し、
嫉妬に震える妻は、“女”を取り戻していく。

理性を失い、恐怖で追い詰められていく妻、でもどこか恍惚としていて妖しい光を放つ女の表情を、

アカデミー主演女優:ジュリアン・ムーアが絶妙に演じきっていました。さすがです。


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【地獄の迷路への入口】に足を踏み入れたら最後。

透明な水面に落ちた“ひとしずくの黒い水滴”は、やがてすべてを飲み込んでいく。

自らが創り出す仮想世界によって自滅していく女の悲しい性(さが)を、
目をそむけたくなるほどリアルに、そして官能的に描きだしている映画だと思います。

細い糸がピンと張っているような緊迫感の中で、ジュリアン・ムーア(妻)とアマンダ・サイフリッド(娼婦)の妖艶な美しさが際立ちます。


これは女性に見てほしい。

女として、けして他人事ではない話だと思います。

最大の敵は自分自身。

【反面教師】として留めておきたい作品という意味で、オススメです


ちなみに、ジュリアン・ムーアとアマンダ・サイフリッドは、誕生日が同じ。どちらも太陽星座は射手座です

▶︎ジュリアン・ムーア:太陽射手・月双子・水星蠍・金星山羊・火星蟹
▶︎アマンダ・サイフリッド:太陽射手・月獅子・水星射手・金星蠍・火星天秤


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