先日の予告通り、しばらくは【金星×12サイン別の傾向】を書いていきます。
今回は【金星:天秤座】です。
天秤座の支配星=金星。
つまり、天秤座は金星の「本来の居場所(ディグニティ)」なので、金星の力がのびのびと発揮されます。
金星が天秤座の人は、太陽星座が獅子座or乙女座or天秤座or蠍座or射手座の人です。
(太陽と金星の最大離角=48度のため)
《金星》=“幸せ”がたくさん詰まった宝箱
太陽と火星が男性原理をあらわす【攻め】の天体であるのに対して、
月と金星は女性原理をあらわす【受け身】の天体です。
そして、【受け身】の天体である月と金星の違いは
◎月=日常的に繰り返される事柄。リラックスしているとき。母性。
◎金星=非日常的な事柄。ドキドキワクワクして楽しいとき。女性性。
リラックスしているとき、無意識状態のときは月が稼働していますが、
何かを楽しんでいるとき、幸せを感じているときは金星がフル稼働しています。
金星は、あなたの“幸せ”がぎゅーっと詰まっている【宝箱】。
金星を紐解いていけば、自分がどういうことに幸せを感じるのかが見えてくるはずです。
◎どんなことに幸せを感じるか。どんなときに笑顔になるか。恍惚するか。
◎喜び・楽しみ・好きなもの・好きなこと・好みの状態
◎恋愛・デート・食べ物・ファッション・音楽・芸術の好み
金星は【受け身】の天体ですので、恋愛においては愛され方・扱われ方の好みになります。
※「金星があわらすもの」については、こちらの記事も合わせてご覧ください
金星が天秤座にある人の「幸せ」


自分の趣味の世界にいるとき。
調和的な空間・調和的な世界にいるとき。
「美しいもの」に触れているとき、囲まれているとき。
そういうときが一番幸せで、ドキドキワクワクキラキラします。
天秤座は人間関係・対人関係・人との交流を司る【社交】のサイン。
やはり人が集まるような【社交】の場面は好きですが、
「その場にいる一人ひとりが、偏りなく同じレベルで楽しんでいるような調和的な空間」に満足感を得るでしょう。
誰か一人に負担が集中していたり、誰か一人が暗い顔をしていたりする状況は、居心地が悪いのです。
また、人間関係を深めることよりも広げていくこと=新しい人とどんどん繋がっていくことのほうが好きです。
一方で、金星に天秤座があるということは【社交】の場面で喜びや幸せを感じる・・と言いたいところですが、
実際に金星に天秤座がある人々を見る限り、そうでもないように思います。
【社交】の場面は好きですが、誰のことも気にせず自分の趣味の世界に没頭できているときのほうが、より幸せな状態であるようです。
たとえば料理であったり、音楽であったり、スポーツであったり、ドラマ鑑賞であったり、ゲームであったり。
12サインの中で最も(人間関係での)バランスや調和を重視する人だからこそ、
「人間関係のバランス」を気にかけることなく、自分の好きなことだけに没頭できているときに一番の幸せを感じるのかもしれません。
【美しいもの】というのも、趣味の世界と近い話です。
美しい芸術、美しい文化、美しい服、美しい家、あるいは美食を味わっているとき、美貌の人物を眺めているとき。
美しいものを愛すると同時に、そこに「癒し」を感じるはずです。
また、美しさを「客観的に捉えて」「頭で理解する」ようなところがあります。
牡牛座も金星の支配サインですが、牡牛座と天秤座の「美しさの基準」は異なります。
「牡牛座と天秤座の美意識の違い」についてはこちらの記事をどうぞ。

お互いのペースを尊重しながら、上品に礼儀正しく、スマートにソフトに、紳士・淑女として
愛して欲しい。愛されたい。
天秤座の金星が好むのは、上品で調和的で洗練された人間関係。
自分自身も常に紳士・淑女として振る舞いますし、相手にもそれを強く求めます。
一対一の関係であろうが集団的な関係であろうが、
TPOとマナーをわきまえ、調和的でバランスの取れた態度を、自分にも相手にも切望するのです。
周囲の目にどう映るかを大変気にしますので、浮いた言動はNGです。
「丸出しで剥き出しの感じ」や「デリカシーのない人」が嫌い。
品良く「オブラート」に包んで欲しい。
「下品」「ガサツ」「卑しい」「むさくるしい」「野暮ったい」「ダサイ」「みっともない」「あつくるしい」「あからさま」「前のめり」「必死」「おしつけがましい」・・・
これらのキーワードが当てはまるような相手や状況は、思わず表情が歪んでしまうほどに嫌悪します。
それはもう【暗黙の了解】であって、その感覚が通じない相手は視界にさえ入れないかもしれません。
感情をさらけ出すような直接的で生々しい表現、ベタベタした関係も苦手です。
自分からグイグイ追いかけるようなことは「みっともない」と思ってしまいますので、
結果的に恋愛は【受身】【消極的】になります。

都会的で洗練されたデート。
自分が紳士・淑女であることを実感できるようなデート。
地味で質素な雰囲気より、きらびやかで優雅な雰囲気を好みます。
また、どちらかというとアウトドアよりインドア。
朝早くからスニーカーで出かけるような「野外デート」よりも、
夜景を見ながら食事をするような「シティデート」のほうが好きでしょう。

金星が天秤座にある女性は「レディ」「淑女」。
TPOとマナーをわきまえ、身のこなしが上品で優雅です。
美意識にも優れますので、外見的な華やかさも加わります。
「ユニクロのTシャツとデニム」という出で立ちであったとしても、
育ちの良さ・家柄の良さ、ハイセンスでハイレベルな感じが滲み出てしまいます。
実際に育ちがいいのか・家柄がいいのかはさておき、そう感じさせてしまうオーラがあるのです。
上品で優雅で華やかなうえに、誰に対してもやわらかで調和的な態度で接しますので、
男性からモテる人が多いでしょう。
そういうところが金星天秤座の女性の魅力です。

男性のホロスコープにおいては、金星星座は【惹かれる女性のタイプ】をあらわします。
つまり、金星が天秤座にある男性は、天秤座っぽい資質を持った女性に惹かれるということになりますので、
上記に書いてあるような女性に惹かれます。
もっと詳しく知りたい方は、金星が天秤座の彼の『好みの女性像』をご覧ください。
ちなみに、女性の場合は火星星座が【惹かれる男性のタイプ】をあらわしますが、
【実際につきあってみてフィーリングが合う男性】は金星星座を観たほうがいいでしょう。
【惹かれる男性のタイプ】と【実際につきあってみてフィーリングが合う男性】は違う、ということです。
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