【土星】の意味・象徴(西洋占星術/ホロスコープ)



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10天体についての記事でもサラッと触れましたが、この記事では《土星》に的を絞って書きます。


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《土星》SATURN




<土星の基本データ>

◆大きさ:地球の約9.5倍(太陽系の中で木星に次いで2番目に大きな天体)

◆並び順:太陽>水星→金星→地球(月)→火星→木星→《土星》→天王星→海王星→冥王星

◆公転周期:自転しながら太陽のまわりを約29.5年かけて一周(約29.5年で12星座を一周)

◆ギリシャ神話:農耕神・クロノス(天空神ウラノスと大地の神ガイアの息子。全知全能の神・ゼウスの父)

◆ローマ神話:農業神・サトゥルヌス(サターン)

◆人物像:60代以上の年配者・現役引退した人・老人・僧侶・農夫・地質学者・墓守

◆タロットカード:死神、隠者、吊るされた男、女教皇、審判

◆曜日:土曜日

◆数字:8

◆色:黒・茶・カーキ・暗い色

◆宝石:黒曜石

◆動物:・山羊・蜘蛛

年齢域:56〜70歳

◆肉体:骨・骨格

◆支配サイン:山羊座(ディグニティ)

◆品位
・居所(ディグニティ※):山羊座
・障害(デトリメント※):蟹座
・高揚(イグザルテーション※):天秤座
・下降(フォール※):牡羊座




※ 注 ※
・居所(ディグニティ):その天体の「本来の居場所」。その天体の力を正常に発揮できる
・障害(デトリメント):その天体の力を発揮できない場所(ディグニティの反対側)
・高揚(イグザルテーション):その天体が最も勢いを持つ場所
・下降(フォール):その天体が最も勢いを持てない場所(イグザルテーションの反対側)




太陽系の中で2番目に大きな天体

[土星]は、木星]に次いで、太陽系で2番目に大きな天体です。

[木星]と同じく、ほとんどがガスでできているため、とても軽く、

もしもプールに入れたならば浮いてしまうと言われています。

[土星]の特徴は、何と言っても【輪っか】ですね。

これは【土星の環=どせいのわ】と呼ばれていて、数センチ〜数メートル【氷の粒の集まり】です。

この環は、望遠鏡ではクッキリと観測することができますが、裸眼確認することはできません。



農耕神・クロノス

太陽系の天体(占星術で扱う10天体)には、それぞれ、神話に基づいた名前が付けられています。

「土星=サターン」は、ローマ神話に登場する農耕神・サトゥルヌスの英語名です。

ギリシャ神話では、農耕神・クロノスが[土星]を象徴します。

長い「鎌」を持った老人の姿で描かれることが多いクロノスは、

全知全能の最高神・ゼウス(木星)の父親だと言われています。

ちなみに、時間の神・クロノスとは別人です



[土星]の役割・作用

<土星の役割・作用>

◆プラス作用 :ルール・規律・自律・節度・責任・ストイック・努力・実力・プロ意識・本物・大器晩成
◆マイナス作用:試練・制限・圧力・足枷・制裁・トラウマ・コンプレックス・アメとムチのムチ(向かい風)




こちらの記事でも書いているとおり

[木星]と[土星]の2天体は、いずれも【 社会天体 】と呼ばれ

個人が持つ資質ではなく、社会的に受ける影響や社会的立場などを示唆します。

( 出生ホロスコープにおいて、個人の性質や能力を見るのは

[太陽][月][水星][金星][火星]の5天体=【個人天体】です )




[土星]には、【制限・停滞・忍耐・向かい風】の作用 があります。

また、出生ホロスコープにおいては、その人が何に対して苦手意識(コンプレックス)を持つのかも示唆します。

たとえば、出生ホロスコープで[6ハウス]に[土星]がある場合

その人は、職場や部下で苦労する傾向にありそうだ、とか

健康面で悩まされることが多そうだ、などと推測することができます。

一方で、サラリーマンとして責任ある立場になりそうだ、とも読めますが

これは「出世する」「経営者や管理者などの器がある」ということでもあり、

ネガティブな結論だけで片付けることはできないのです。

[土星]は、「厳しい愛情」でもって「試練」や「課題」を投げかけてくる天体です。

我々に【努力】【乗り越える力】【苦境からの成長】を促す天体であり、

また、道を踏み外しそうになったときに、苦言を呈してくれる天体でもあります。

松村潔先生は、[土星]のことを【父の目】と説明してくださいますが、

本当にその通りだと思います。

愛があるからこその厳しさ。

人生の後半になって、後から振り返ったときに

その効力をありがたく思えるようになる──それが[土星]なのです。

どんな人格/物事にも、必ず良い面/悪い面の両極があるように、

どんな天体にも、プラスの作用/マイナスの作用があるのです。



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[木星]は追い風/[土星]は向かい風

<木星と土星>

[木星]も[土星]も【社会天体】であり、
◆外側(社会との関わり)から内側(個人の性格・生活)に影響を及ぼす
◆個人に影響を及ぼすとともに、社会全体の風潮や価値観にも影響を及ぼす

◆木星:幸運・拡大・発展・期待・可能性・アメとムチのアメ(追い風)
◆土星:試練・制限・圧力・足枷・制裁・トラウマ・コンプレックス・アメとムチのムチ(向かい風)




(あまりこういう言い方はしたくありませんが)

占星術の世界では、木星は「大吉星」/土星は「大凶星」と呼ばれ、

対比してセットで考えられます。

[木星]と[土星]の動きを中心に「運勢」を観ていくケースも多いと思います。

また、[木星]も[土星]も法律を象徴しますが、

[木星]がモラル・倫理・精神論を重視する裁判官=【理想論】だとしたら

[土星]はあくまで 既存の社会的ルール・社会的責任を絶対基準とする=【現実べき論】なのです。

※[木星]に関するくわしい記事はこちら



シンプルに言ってしまうなら、[木星]は追い風/[土星]は向かい風


2014年12月下旬〜2017年12月下旬の3年間は
[土星]は射手座に滞在しますので、
太陽射手座(土星射手座)の方にとっては
この3年間は「向かい風」のときに当たります




[木星]が人気者 であるのに対して、どうしても [土星]は忌み嫌われる存在 ですが

先ほど、どんな天体にもプラスの作用/マイナスの作用があると書いたとおり、

「木星が幸運で、土星が試練」とは簡単には言えません。

たとえば【成長】と一言で言っても、

「追い風」の中で成長する場合もあれば、「向かい風」の中でこそ成長する場合もある。

結果的に振り返って、木星と土星のどちらが「幸運」だったのかは、

一概には言えないものがあるのです。



繰り返しになりますが

[木星]と[土星]は 社会との関わり合いの中で個人が受ける影響(変化)です。

それはつまり、私たちの意識次第でコントロールできる、ということです。

[木星]と[土星]のエネルギーをプラスのエネルギーにできるか、マイナスのエネルギーにしてしまうかは、自分次第なのです。



出生ホロスコープにおける[土星]

前述のとおり、出生ホロスコープにおける[木星][土星]は

個人が持つ資質ではなく、社会的に受ける影響や社会的立場などを示唆します。


◎試練・忍耐が必要なこと
◎乗り越えなければならない壁(障害)
◎努力しなければならないこと
◎果たさなければならない責任
◎苦手意識(コンプレックス)
◎トラウマ
◎否定的に思うこと
◎社会的な制限
◎社会的ルール
◎社会的に受ける傷(事柄)
◎社会的に目指すべき最終ゴール
◎社会的なプロ意識
◎苦境からの成長
◎人生の最終形・最終的な在り方
◎老年の男性



 10tentai



◎[土星]がプラスに働くと・・・ルール・規律・自律・節度・責任・ストイック・努力・実力・プロ意識・本物・大器晩成

◎[土星]がマイナスに働くと・・・トラウマ・コンプレックス・自己否定・足枷・停滞・束縛・自滅・制裁



冒頭で書いたとおり、土星の【年齢域】は56〜70歳であり、

人生の最終形・最終的な在り方を示唆すると言われます。

占星術の出生ホロスコープにおいて、我々は

[月]で生まれ → [太陽]を生きて →[土星]で死ぬ

と言われます。



star.gif こちらの記事も合わせてご覧ください。(自分の中にある10個の人格)



[土星]の逆行│出生ホロスコープで[土星]が逆行している人

土星の【逆行】については、こちらの記事で詳しく解説しています。



[土星]に関する記事はこちら

▶︎29歳前後の[サターン・リターン]は死ぬほど仕事してました




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