星読みカウンセラー・miraimiku 【西洋占星術の入口®︎ 】 です。
鑑定をさせていただいている方々には、
何かと共通点があったりします。
たとえば・・・
同じ日に、同じような内容のご相談をいただいたり、
1週間の中で、ホロスコープがそっくりな2人の鑑定を
させていただいたり──etc。
本当に、不思議です。
この世には、何か目には見えない 「磁力」のような力 が
あるのだろうと痛感します。

そして、男女問わず、最も多いのが、
「サターン・リターン」 の渦中にいらっしゃる方からの鑑定依頼です。
具体的に言うと、土星が射手座を運行している現在は、
「土星が射手座の方」。
あまりにも多いので、
今回は「サターン・リターン」について書こうと思います。
サターン・リターン=【土星回帰】
サターン・リターン(土星回帰)は、
西洋占星術上の考え方で、
自分が生まれた時の土星の位置に
(出生ホロスコープの土星の位置に)
現在運行中の土星が戻ってきて、
重なる期間
のことです。
土星の公転周期は約29年ですので、
0歳から29年後= 29歳前後で、
すべての人が1回目の 「サターン・リターン」 を迎えます。
(2回目は58歳前後、3回目は87歳前後)
そして、 「サターン・リターン」 の期間は、
およそ2年半、つづきます。
(土星がひとつの星座に滞在するのがおよそ2年半のため)
2年半というと、けっこう長いですよね。。
でも、実際には
「オーブ2〜3度以内が最も影響を受ける」
と、私は考えています。
(たとえば、土星が射手座15度の人であれば、
運行中の土星が射手座12〜18度にある期間)
また、アプライ(接近)とセパレート(離反)では、
アプライ(接近)のほうが影響が強いと言われています。
◆アプライ(接近)=ピッタリ重なる0度に近づいていく期間
◆セパレート(離反)=ピッタリ重なった0度から離れていく期間
また、もちろん、土星だけではなく、
ほかの天体にも 「リターン」 はあります。
◆太陽回帰=ソーラー・リターン (1年周期)
◆月回帰 =ルナ・リターン (約27.5日周期)
◆水星回帰=マーキュリー・リターン (約88日周期)
◆金星回帰=ヴィーナス・リターン (約225日周期)
◆火星回帰=マーズ・リターン (約2年周期)
◆木星回帰=ジュピター・リターン (約12年周期)
◆土星回帰=サターン・リターン (約29年周期)
占星術で、特に重要視されるのは、
「太陽回帰」 と 「土星回帰」 です。
「太陽回帰」 は、誕生日のことですね。
やはり重要視されます。
(自分が生まれた時の太陽の位置に、
現在運行中の太陽が戻ってくる期間)
その年のホロスコープを出して、
次の 「太陽回帰」 までの1年間の個人テーマを見たりします。
「土星回帰」=サターン・リターンが重要視されるのは、
公転周期が29年と長いぶん、
やっと巡り巡って戻って来た時のパワーはすごいとか、
地球から遠い天体ほど深い影響を与えるとか、諸説あります。
サターン・リターンはどんな時期か
「サターン・リターン」 がどういう時期か
という説明については、
本やネットで調べれば、いくらでも出てきます。
ここでは、個人的に一番わかりやすいなと思った文章を
引用させていただきますね。
サターンリターンの時期、人は、自分の仕事・状況・これまでの選択に対して、
これでよかったんだろうかという疑問や、自分はちっぽけな人間に過ぎないといった限界を感じます。
それまで自分を支えていた価値観などが、どんどん崩れていくのです。
こうした時期、疑問や不安から逃げることは事態をさらに悪化させます。
自分がほんとうにしたいことは何か、自分の求める人生のゴールはどういうものか、
真剣に考えて、目標を再設定する必要があります。
これが「サターンリターン」が教えてくれることなのです。
土星は、山羊座の守護星で「現実直視」という性質をもっています。
「サターンリターン」中の人は、夢物語を見ることをやめて、
きちんと現実を見つめ、今までの人生の総括を一度行ってくださいね。
─黒澤美姫先生「太陽と月の占星学」─
私自身は、サターン・リターンは
30代に入る前、
本当の意味で自立した大人になる前の「昇級試験期間」
だと思っています。
自立=自分の足で立つ人生・自己責任の人生
に向けての、スタート地点。
「誰かに与えられたゴール」 ではなく、
「自分のゴール」 を、自分自身で設定するとき。
「自分にとって本当に必要なものは何か」 を見極めるとき。
何かを捨てて何かを選ぶとき。(選択と集中)
ちなみに松村潔先生は、
「土星」のことを 【父の目】 だと説明してくださりますが、
土星は、「厳しい愛情」 でもって
「試練」 や 「課題」 を投げかけてくる天体です。
サターン・リターンは
「昇級試験を受けている期間」
だと喩えることができるでしょう。
ここで逃げたり、諦めたり、脱落したりしたら、
「次のステージ」 に上がることはできないのです。

いま、運行中の土星は射手座 にありますから、
出生ホロスコープの土星が射手座にある人々は、
サターン・リターンの渦中にいるということになります。
冒頭でも書いたとおり、
「土星が射手座の方からの鑑定依頼が多い」 のです
サターン・リターンの渦中にいらっしゃる方からの鑑定依頼に直面すると
私は、なんだか感動してしまうのです。
感動というのはおかしな言い方かもしれませんが、
ああ、こうして私に鑑定依頼をしてくださるということは、
まさに今、自分自身と真剣に向き合おうとしていらっしゃるんだろうなあと。
自分自身と向き合うに当たって、
少しでも、お力になれたら・・・
そう思いながら、私も、真剣に鑑定しています。
私のサターン・リターンは、【仕事一色】でした
振り返るに・・・
私の場合、サターリターン(29歳前後)は、
仕事しかしていませんでした。
完全に仕事一色、
死ぬほど仕事してました。
昼とか夜とか、平日とか休日とか、
そういった 「時間の境界線=区切り」 がなくて
延々と 「同じ時間軸」 が続いているような感覚でした。
家と職場の往復のみ (シャワーを浴びに帰るだけ)
朝の電車に乗る時間と気力すらなく
(お給料で) 1万円かけてタクシー通勤したりして
(1日の日給がそのままタクシー通勤代で消えるという愚かさ)
食事はいつも、カロリーメイト。
擦り切れたパンツスーツと、擦り減ったパンプス。
オシャレの 「オ」の字もなく、
恋愛なんて、入り込む余地はない。
もちろん彼氏など、いませんでした。
家族や友達とも、疎遠になっていました。
地下にある、暗くて長〜〜〜いトンネルの中で
一人きりで、生きているような感覚がありました。
いつまでこのトンネルが続くのか?
一体、いつになったら、
「シャバ」 に出られる日が
来るのだろうか?
朦朧としながら、
ひたすら、次々に襲いかかってくる敵(仕事) を倒していたように思います。
私の場合、トンネルから出るのに4年ほどかかりましたが、
でも、あの 【長く苦しいトンネルの時期】 があったらこそ、
「何が降りかかってきても、自分ならなんとかできるはず」
という <自信> がついたような気がします。
以下に、一言一句、同意したい文章を
引用させていただきますね。
サターンリターンの時期は、自分の実力以上の仕事がふってきて、どうしようもなく忙しくなったり、
自分の適性ではない仕事に関わらざるを得なかったりすることがある。
それに一所懸命取り組むと、飛躍的に実力レベルが伸びる。
大変だからと言ってこの時期の課題から逃げると、次に飛躍のためのチャンスが与えられるのは、30年後。
つまり60歳前後となる。
人生の節目で覚悟を決めて、逃げずに取り組み、成否よりも体験を積み重ねることが大切である。
─「仕事のヒント 神田昌典365日語録」─
「土星の象徴」については、こちらの記事も合わせてご参照ください。
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