
星読みカウンセラー・miraimiku 【西洋占星術の入口®︎ 】 です。
ドラゴンヘッドやリリスについて
ご質問をいただくことが多いので、チラッと書いておきます。
西洋占星術での感受点として、
主要10天体 以外に、【占星点】 【小天体=小惑星】があります。
この記事では、【占星点】についての概要を書きます。
【占星点】とは、実際の天体ではない、 「計算上のポイント」 のことです。
この記事では、
◆ASC (アセンダント)
◆IC (アイ・シー)
◆DSC (ディセンダント)
◆MC (エム・シー)
◆ドラゴンヘッド
◆リリス
◆POF (パートオブフォーチュン)
◆Vt (ヴァーテクス)
◆Ep (イーストポイント)
についての <概要> を書きます。
占星点:アングルについて
まず最初に、【占星点】 の中でも、
ほかとは比べものにならないくらい <超超超!重要> なのが、
◆ASC (アセンダント)
◆IC (アイ・シー)
◆DSC (ディセンダント)
◆MC (エム・シー)
この4つのポイントです。
この4つのポイントは、まとめて 「アングル」 と呼ばれ、
ホロスコープ(ハウス解釈) において
極めて重要な観点とされます。
アングルは、人生を形づくる骨組み (主軸)、
そして人生の転換期になりうるポイントです。
特に、運勢を読むときには、
この4つのポイントへの影響を重点的に観ていきます。
ちなみに、この4つのポイントは、それぞれ春分・夏至・秋分・冬至 に対応しています。

◆ASC(アセンダント)=1ハウスの起点/牡羊座=春分
↓
◆IC(アイ・シー)=4ハウスの起点/蟹座=夏至
↓
◆DSC(ディセンダント)=7ハウスの起点/天秤座=秋分
↓
◆MC(エム・シー)=10ハウスの起点/山羊座=冬至
↓
◆IC(アイ・シー)=4ハウスの起点/蟹座=夏至
↓
◆DSC(ディセンダント)=7ハウスの起点/天秤座=秋分
↓
◆MC(エム・シー)=10ハウスの起点/山羊座=冬至
アングル=4つのポイントで、
段階的に(4段階で) エネルギーが大きく切り替わります。
そのため、1・4・7・10ハウスはアンギュラーハウスと呼ばれ、
最も影響力の強いハウスになります。
かなりザックリ書くと・・・ですが、
図の青のライン(横のライン)=ASCとDSCを結ぶ軸は
個人の在り方(打ち出し方) を象徴し、
図の赤のライン(縦のライン)=ICとMC)を結ぶ軸は
集団との関わり方 を象徴します。
(このあたりについては、こちらの記事も合わせてご参考ください)
そのほかの占星点
【占星点】のうち、アングルの4点は、
10天体と同じく、ホロスコープを読み解くうえで必須(マスト) になるポイントです。
それ以外の【占星点】は、「補足的」 に読むというニュアンスになります。
占星術は、見ようと思えばいくらでも、感受点があります。
欲張ってすべての感受点を解釈しようとすると、
途端にワケが分からなくなりますので、
あくまで、10天体&アングルを最優先してください。
──という大前提のもと、以下の占星点について書きます。
◆ドラゴンヘッド
◆リリス
◆POF(パートオブフォーチュン)
◆Vt(ヴァーテクス)
◆Ep(イーストポイント)

太陽の軌道 (黄道) と、月の軌道 (白道) の交差点 のこと。
太陽の軌道 (黄道) に対して、
月が昇っていくポイント=ドラゴンヘッド (昇交点)、
月が降りていくポイント=ドラゴンテイル (降交点)。
ドラゴンヘッドの180度反対側にあるポイントは
ドラゴン・テイルと呼ばれます。
つまり、ドラゴンヘッドとドラゴン・テイルは、
常に オポジション の関係になります。
解釈については本当にさまざまな説がありますが、
私自身は、以下のように捉えています。
<出生ホロスコープにおける解釈例>
★ドラゴンヘッド
( 昇交点/ノースノード/竜の頭 )
「今世から未来へ通じる扉」
◎今世での使命
◎今世のチャレンジテーマ。新境地。挑戦。
◎今世で意識して強化したい資質
◎今世での、人とのご縁
◎導いてくれるラッキーパーソン
◎母親との関係性・母親から受けた影響 (心理占星術)
★ドラゴンテイル
( 降交点/サウスノード/竜の尾 )
「過去世から今世へ通じる扉」
◎過去世での使命
◎過去世でやっていたこと
◎既に身についていること
◎ついやってしまうクセ
◎惰性。甘え。逃げ。(慣れていることなのでラク)
◎今世では卒業したい資質
◎過去世での人間関係
◎自分の弱みや欠点に気づかせてくれる人物 (反面教師)
▼ドラゴンヘッドについてのまとめを更新しました(2018年2月)