
星読みカウンセラー・miraimiku 【西洋占星術の入口®︎ 】 です。
ご自分でホロスコープを読んでみたい方に向けて
「出生ホロスコープ解釈のポイント」 を、
何回かに分けて連載しています。
今回(3)は、ハウスやアスペクトを含めて解釈するにあたっての考え方 です。

<出生ホロスコープ解釈の基本>
(1)天体+サイン
→性質や志向
(2)ハウス
→どんな舞台で(1)を発揮するか
(3)アスペクト
→(1)を発揮すると、どうなりやすいか
◆天体+サインは 【性質】。 ハウスは 【場所】。
アスペクトは 【結果】 です。
◆天体= 「誰を/何を」 WHAT
◆サイン= 「どのように」 HOW
◆ハウス= 「どこで」 WHERE
◆アスペクト= 「どうなりやすい」

性質や志向を読む(天体+サイン)
(1)の記事でも書いたとおり、まずは、
「天体+サイン」 をしっかり解釈できるようになることが最優先
だと思います。
つまり、まずは、
自分がどんな道具(武器)を持っているかを把握する のです。

どんな舞台で使うのかを読む(ハウス)
自分はどんな道具 (武器) を持っているのか?
それが把握できたら、
自分が持っている道具 (武器)を、どこで発揮するのか=<ハウス>を把握します。
たとえば私の金星は蠍座で、3ハウス にあります。
「蠍座の性質を帯びた金星を持っていて、
それを3ハウスで発揮するらしい」
ということが分かります。
───ここまで (天体・サイン・ハウス) は、いわゆる 《スペック》 です。
どんな武器を持っていて(WHAT)、
どこでその力を発揮するのか(WHERE)。
つまり、ここまでは、あくまでも 静的な世界 です。
スペックだけで、人物は実際には動いていません。
動いていない状態では、何も起こりません。
宝を持っていても、「宝の持ち腐れ」になります。
自分は強いぞ!と思っていても、
実際に動かしてみると、そうでもないかもしれません。
私は競馬観戦が好きなので、
競馬で喩えてみます(笑)。
競馬新聞に書いてある、
それぞれの馬の情報は 《スペック》 ですよね。
おお!いい血統だな。
気質は荒いけど、爆発力ありそうだし。(天体+サイン)
2000メートル前後の中距離レース・芝コースで
その力を発揮するらしい。(ハウス)
なるほど、コイツは勝てそうだぞっ!
──と思っても、
これらはあくまで 《スペック》 であって、
実際のレースで走ってみないことには、
どうなるか分かりませんよね。

(ちなみに私、サイレンススズカの大ファンでした笑)

発揮した結果、どうなりやすいかを読む (アスペクト)
では、持っている武器(性質)を実際に使うと、
どうなりやすいのか。
それがアスペクトです。
静的なスペック(天体+サイン+ハウス)を、
動的にするのがアスペクト
具体的な例で書いてみます。
私の金星は蠍座で、3ハウスにあります。
「金星蠍座/3ハウス」という情報だけでも、
占星術師(読み手)によって
多様な解釈があると思いますが、
ここでは、なるべく分かりやすいように解釈してみます。
◆天体=金星は、愛情・社交・趣味嗜好・喜び・美意識などを司る 機能 です。
◆サイン=蠍座は、狭く深く一極集中的な 性質 です。
◆ハウス=3ハウスは、言語活動・情報発信・コミュニケーションなどを象徴する 舞台 です。
ここまでを合わせると、
「狭く深く一極集中的な」
「愛情・社交・趣味嗜好・喜び・美意識を」
「言語活動・情報発信・コミュニケーションの舞台で使う」
───そういう人物らしい。
ということが分かります。
ここまでは人物情報。
あくまでスペック。
静的な世界です。
これを実際に使うとどうなりやすいか、
動的な結果がアスペクトになるわけです。
では、アスペクトを観てみましょう。
私の 「金星蠍座/3ハウス」 は、
「土星乙女座/12ハウス」と、
90度(スクエア)のハードアスペクト を形成しています。
さあ、みなさまは、どのように解釈しますか?
──たとえば金星を「趣味嗜好」の機能として捉えた場合、
「狭く深く一極集中的な」 (蠍座)
「趣味嗜好を」 (金星)
「言語世界で発揮する」 (3ハウス)
──と解釈できますが
乙女座の土星が、強い圧力で、
具体性や確実性や正確性を強要してくる
──みたいなことになるわけです。
アクションを起こした結果として、
狭く深く一極集中的な趣味嗜好が、
具体性・確実性・正確性を伴いながら、
言葉でアウトプットされる。
──という解釈ができます。
(違う解釈もできますが、一例として)
実際に私は、
大好きな西洋占星術を (狭く深く一極集中的な趣味嗜好を)
ブログで (言語世界で) アウトプットしていますが、
土星から、強い圧力で、
具体性・確実性・正確性を強要されているような感覚があります(笑)
もっと踏み込んで書くと、
私の 「金星蠍座/3ハウス」 は、
土星と90度(スクエア)であると同時に、
MCとも180度(オポジション)を形成していますので、
趣味嗜好がそのまま仕事になりやすいんですね。
アスペクトは、0度、60度、90度、120度、180度の場合(メジャーアスペクト)を優先します。
それぞれの角度の詳細については
それぞれの記事で書いていますが、
端的に言うと
0度(コンジャンクション)であれば、
天体同士が合体しますので、相乗的にエネルギーが強まります。
ソフトアスペクトであれば、
天体同士が仲良く連携して、
穏やかにスムーズに行きやすいでしょう。
→60度(セクスタル)であれば、
適度に刺激が加わりながら、スムーズに進みます。
→120度(トライン)であれば、
スムーズに行き過ぎるので、
その効果を実感していない場合が多いでしょう。
ハードアスペクトであれば、
天体同士の間に摩擦や葛藤が生じて、
良くも悪くも強いエネルギーが加わります。
→90度(スクエア)であれば、
自分の内側で摩擦や葛藤が生じ、強いエネルギーを生じます。
→180度(オポジション)であれば、
摩擦や葛藤によって生じた強いエネルギーが、
外側に向けて発散されやすくなります。
アスペクトの解釈の仕方も、
本当に人それぞれで、 「正解」 はないですが
ソフトアスペクト(60度/120度)
→ ほど良く優しい力が加わる
ハードアスペクト(90度/180度)
→ 強い圧力や摩擦が加わる
これだけでも、
なんとな〜く、解釈できると思います。
先ほどの私の例で言えば、
「金星蠍座/3ハウス」 に対して
乙女座の土星が、強い圧力をかけてくる
ということになります。
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