蠍座の満月/牡牛座の太陽(2016/4/22 蠍座満月)



こんにちは。miraimikuです。


この1週間、いろいろなことを思っています。

自然の脅威や宇宙の摂理を前にすると、私たち人間は、このうえなく無力な存在ですね。

日々の営みも、夢や目標も、努力や葛藤も、あまりにもちっぽけに思えます。

積み上げてきたこと、そして積み上げていくことに、

「意味があるんだろうか?」という疑問さえ沸き上がります。

けれど、何千年・何億年前からずっと、私たち人類がこの世に誕生する前からずっと、

どの時代でも、どの国でも、どんなことがあっても、

明るい空には太陽が、暗い夜空には月があり、ただただ常に、私たちを照らし続けています。

それを「無情の光」だと捉えるのか、「希望の光」だと捉えるのか。

「意味があるんだろうか?」ではなく、「どんな意味をつけるか?」。

意味は「あるもの」ではなくて、「自分で創るもの」なのです。

今回の震災に、どんな意味を持たせるのか。

そして改めて、私にとって占星術は、「意味を創る」うえで大きなヒントをくれるもの、

必要不可欠なものだと感じています。




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新月から満月は“吸収”/満月から新月は“放出”


4月22日(金) 14:25頃、蠍座の位置で満月を迎えます。

月の引力で潮が満ち干きするように、私たち人間の身体も月の引力の影響を受けると言われています。

月が満ちていくように、新月から満月にかけては【吸収】していくとき。

月が欠けていくように、満月から新月にかけては【放出】していくとき。

満月は月齢15【ゴール】【完成】のときです。

願いごとをするのは、満月の時ではなく新月のとき。

新月のときに立てた目標(願いごと)を、満月のときに見直すという「一連のサイクル」を繰り返します。

満月のときに効果的なのは【振り返り】と【手放し】です。

手放したい感情や物事を振り返り、満月に解放を願いましょう。


star.gif 満月にするとよいこと

◆目標の見直しと再計画
◆身辺整理・断捨離
◆不必要なものを手放す
◆悪い習慣を手放す
◆マイナスの感情を手放す





牡牛座の太陽/蠍座の満月


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※ホロスコープは、さくっとホロスコープを利用させていただきました  



冒頭に戻りまして、4月22日(金)の満月は、蠍座に位置する満月です。

蠍座は【一点集中】【信念】【執念】【同化】【追究】【洞察】【共有】【絆】のサイン。

天秤座で広げた人間関係を、蠍座では深めていくことになります。

人間関係に限らず、蠍座のテーマは【一点集中=深める・極めること】【対象と同化すること】です。



蠍座で満月が起こるということは、太陽は真逆の位置の牡牛座にあります。(月と太陽がオポジション

蠍座は水のサインなので、感情的(こころ)で抽象的。

牡牛座は地のサインなので、感覚的(肉体=五感)で具体的。


最終的に「目に見えないもの」を信じるか、「目に見えるもの」を信じるかの違いはありますが、

どちらも偶数のサイン(女性星座)なので、ベクトルは内向き。

【内側に吸収・蓄積・所有していく】という性質は共通します。

また、どちらも不動宮のサインなので、

【動かずにじっと留まり、集中・探究・維持継続・固めていくことにエネルギーを使う】という点でも共通します。

(性格的に言えば、牡牛座も蠍座も、頑固です)



そして、今回の満月(月と太陽のオポジション)は、2ハウス−8ハウスで起こります。

2ハウスは、自分自身の所有物・資産をあらわす部屋。

8ハウスは、受け継ぐ所有物・資産(遺産や遺伝子など)、共有物、深い関係性、過去の記憶などをあらわす部屋。

開かれた世界ではなく、どちらかというと閉鎖的な世界で起こる満月なのです。

つまり、今回の満月からは、

ベクトルを内側に向けて、集中・探究・維持継続・固めていくこと

というテーマが浮かび上がってくるのです。



満月のホロスコープ(右上画像)を見ると、満月以外からも、そういったテーマが浮き彫りになってきます。

◆火星・木星・土星・冥王星の4天体が逆行
ICで火星・土星がコンジャンクション(木星・海王星とTスクエア)
◆水星・木星・冥王星が「地のグランドトライン」を形成





天体の逆行は、言葉通り【過去に戻る】【進むのではなく振り返る】などの作用があります。

思うように進めない動きにくさはありますが、「復習」をするべきタイミングだとも解釈できます。

また、木星・土星・冥王星の逆行は珍しいことではありませんが、火星の逆行は珍しいです。

(火星の逆行は約2年2ヶ月ごとに起きる現象)

行動・主張・攻めのエネルギーをあらわす火星が逆行しているということは、

攻めるのではなく守る、過去の行動を振り返るべき時期だと解釈もできます。



ICは、ざっくり言えば【土台】【基盤】【ルーツ】【原点】【帰属意識】などをあらわすポイントです。

そこで逆行の火星と土星が重なるということは、やはり、基盤=足元を固めるときだと解釈できます。



水星・木星・冥王星が形成する地のグランドトラインからもやはり、

ざっくり言えば【現実的に固める】というキーワードが浮かび上がります。



──以上のことから、先ほどの話に戻りますが、

ベクトルを内側に向けて、足元を固めていく

というメッセージが、満月ホロスコープ全体から、非常に明確に浮かび上がってくるのです。



過去の記憶、自分のルーツ(原点)を辿ってみる。
自分がいま手にしているもの、自分の足元を見つめてみる。
今後の自分の在り方について、立ち止まって考えてみる。




そもそも、満月自体に【見直し】【振り返り】という意味があります。

そして、今回の九州震災に直面し、

多くの人が、そういったことに向き合っているのではないかと思います。

できないことだらけの中で、「自分にできること」に目を向けて、

最善を尽くすしかないのだろうと思います。




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