【12年に一度 】木星が天秤座へ。今後一年間のテーマは?(2016/9/9)



おはようございます。miraimikuです。


2016年9月9日(金) 20時20分頃、【木星】が乙女座から天秤座に移行します。

次の蠍座に移動するまでのおよそ一年間、

2016年9月9日〜2017年10月10日が【木星@天秤座】の時間になります。


Q:木星が天秤座に入るとどうなるの?
A:人間関係が活性化します!



──だけでは物足りない方、もっと掘り下げたい方に向けて、超長文で書いていきます。

段落ごとに飛べるようにしておきますので、読みたい箇所だけお読みくださいね。



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(1)木星の作用・役割とは

<木星の基本データ>

◆大きさ:地球の約11倍(大きさ・質量ともに太陽系で最大)

◆並び順:太陽>水星→金星→地球(月)→火星→《木星》→土星→天王星→海王星→冥王星

◆公転周期:約12年(12年かけて12星座を一周)

◆ギリシャ神話:全知全能の最高神・ゼウス

射手座の支配星(守護星)

◆木星のプラス作用 :幸運・拡大・発展・成長・援助・可能性(追い風)
◆木星のマイナス作用:堕落・贅沢・怠惰・ルーズ・過剰・キャパオーバー




占星術をかじったことのある方であればご存知だと思いますが、

木星は、太陽系の中で(占星術で扱う10天体の中で)最大の【大吉星】であり、

「天のサンタクロース」「ギフト」などと表現されることもあります。

太陽射手座の自分にとって、射手座の支配星が木星であることは、ひそかな自慢だったりします(笑)

具体的に言うと、木星には、拡大・発展・追い風の作用があります。



太陽系の天体(占星術で扱う10天体)には、それぞれ神話に基づいた名前が付けられています。

「木星=ジュピター」は、ローマ神話に登場する天空神・ユーピテルの英語名です。

ギリシャ神話では、全知全能の最高神(オリンポスの最高神)・ゼウスが木星を象徴します。

神々の王であるゼウスを象徴とするわけですから、

木星はつまり「神の星」なんです、スゴイんです!

木星は「ガリレオ衛星」と呼ばれる4つの大きな衛星を持ちますが、

この4つの衛星には、ゼウスの愛人の名前がつけられていたりします(笑)

大きさの点でもスゴイのが木星。太陽系の中で、大きさ・質量ともに最大です。


▼木星の大きさ




全知全能の最高神・ゼウスを象徴とする【大吉星】木星は、

古代より人々から愛され、求められてきました。

よく雑誌の星占いなどで「今年は○○座が12年に一度の大幸期!」と書かれていたりしますが、

それには一応根拠があって、木星が滞在している星座のことを指しているわけです。

木星は約12年かけて12星座を一周しますので、ひとつの星座に滞在するのは約一年。

だから「12年に一度の大幸期!」なのです。

つまり、雑誌の星占い風に言うと、

2016年9月9日〜2017年10月10日の一年間は、

太陽星座が天秤座の方が「12年に一度の大幸運期」に当たります。

また、木星星座が天秤座の方はジュピターリターン(木星回帰)になりますので、

同じく「12年に一度の大幸期」だと言えるでしょう。

そのほかで特記するとしたら、ASC・MC・DSC・月星座・水星星座・金星星座・火星星座が天秤座の方、

太陽星座が牡羊座の方も、強い影響を受けそうです。

もちろん、それ以外の方にも、影響はあります。

「木星が何座にあるのか/一年のテーマは何か」を把握しておくことは、【開運】につながります。




前述のとおり、【大吉星】である木星には、拡大・発展・追い風の作用がありますが、

こちら側の望む・望まないに関わらず、ひたすら拡大・発展・増幅させていく

という点では、「いいことばかり」とも言えません。

たとえば、仕事の縁や依頼がどんどん広がって、キャパオーバーになるとか。

あちこちから「お誘い」がかかって、交際費が膨れ上がるとか。

喩えるなら、

ひさしぶりに実家に帰省したら、お母さんが「あれも食べなさい、これも食べなさい」と、
どんどんご飯を食べさせてきて、1週間で○○キロも太ってしまった!!


──みたいなイメージです。

もうお腹いっぱい!いらない!と思っても、優しい笑顔でどんどん与えてくれるのが木星です。

どんな人格/物事にも、必ず良い面/悪い面の両極があるように、

どんな天体にも、プラスの作用/マイナスの作用があるのです。



(2)木星は追い風/土星は向かい風

<木星と土星>

◆木星:幸運・拡大・発展・期待・可能性・アメとムチのアメ(追い風)
◆土星:試練・集中・圧力・責任・課題・現実・アメとムチのムチ(向かい風)


木星も土星も【社会天体】であり、

◆外側(社会との関わり)から内側(個人の性格・生活)に影響を及ぼす
◆個人に影響を及ぼすとともに、社会全体の風潮や価値観にも影響を及ぼす




占星術の世界では、(あまりこういう言い方はしたくありませんが)木星は「大吉星」/土星は「大凶星」と呼ばれ、

対比してセットで考えられます。

木星と土星の動きを中心に「運勢」を観ていくケースも多いと思います。

シンプルに言えば、木星は追い風/土星は向かい風。

いま土星は射手座に滞在中なので、射手座の方にとっては「向かい風」のときです)



木星が人気者であるのに対して、土星はどうしても忌み嫌われる存在ですが、

先ほど、どんな天体にもプラスの作用/マイナスの作用があると書いたとおり、

「木星が幸運で、土星が試練」とは簡単に言えません。

たとえば「成長」と一言で言っても、

「追い風」の中で成長する場合もあれば、「向かい風」の中でこそ成長する場合もありますからね。

結果的に振り返って、木星と土星のどちらが「幸運」だったのかは、

一概には言えないものがあるのです。




確実に言えるのは、木星と土星の2天体は【社会天体】と呼ばれ

◆外側(社会との関わり)から内側(個人の性格・生活)に影響を及ぼす
◆個人に影響を及ぼすとともに、社会全体の風潮や価値観にも影響を及ぼす


──と考えられる点では同じです。

もっと突っ込んで言うと、占星術で扱う10天体の中では、

【木星・土星】よりも【天王星・海王星・冥王星】のエネルギーのほうが遥かに上ですが、

【天王星・海王星・冥王星】の影響は、人間の意識や力ではコントロールできないレベルのものです。


たとえば天災生死(存在)に関わるような根本的な問題など、

個人の力ではもちろん、社会の力でもどうしようもできない、

不可抗力的・宿命的な宇宙エネルギーになります。

木星と土星は、あくまで、社会との関わり合いの中で個人が受ける影響(変化)であり、

私たちの意識次第でコントロールできる(プラスエネルギーにできるか、マイナスエネルギーにしてしまうかは自分次第)ということです。



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(3)木星が乙女座から天秤座へ移動することの意味

冒頭に戻りまして、2016年9月9日、木星が乙女座に別れを告げて、天秤座に入宮します。

木星がひとつの星座を移動するのは一年に一度なので、毎回インパクトがありますが、

特に乙女座から天秤座への移動は、大きな意味があると言えます。

西洋占星術では、12星座の前半と後半で、「成長テーマ」が切り替わるためです。

◆12星座の前半(牡羊座〜乙女座)=個人能力の育成と完成
◆12星座の後半(天秤座〜魚座) =社会性の育成と完成


乙女座シーズンから天秤座シーズンへの切り替わりは、前半戦と後半戦が切り替わるタイミングなので、

大きな意味があるのです。




この「前半戦と後半戦=乙女座と天秤座の切り替わり」は毎年起こることですが、

それは太陽レベル(一年に一度スケール)での話。

2016年は、太陽と木星がほぼ同じタイミングで乙女座から天秤座に移動しますので、

◆12年に一度スケールでの「前半から後半=乙女座から天秤座への切り替わり」
◆12年に一度スケールでの「個人時代から社会時代への転換期」


になるわけでです。

さらに、その前後で日蝕・月蝕がつづくということで、もう大変!!


『9月(天秤座シーズン)からはなかば強制的に・他動的に動いていく流れになる。
それまでに、個人能力の総仕上げ(自己分析・内省)を!』


──と、ここ最近の記事でしつこく書いてきたのはそのためです。



star.gif8月→9月でガラッと切り替わります

◆8月3日 :獅子座新月/火星が射手座入り
◆8月13日:3月末から逆行していた土星が、射手座9度で順行に
◆8月18日:水瓶座満月(月蝕
◆8月23日:太陽が乙女座入り
◆8月24日:火星・土星・アンタレスが射手座9度で合

━━9月以降は「スピード出し過ぎ注意報」━━

◆9月1日 :乙女座新月(乙女座木星)(日蝕)(太陽・月・木星が乙女座)
◆9月9日 :木星が天秤座入り
◆9月17日:魚座満月(月蝕)
◆9月22日:太陽が天秤座入り
◆10月1日:天秤座新月(太陽・月・木星が天秤座)





9月9日に木星が天秤座に入宮すると、

木星も土星も12サインの後半戦に入ったということになります。(木星天秤座/土星射手座)

現在は、海王星と冥王星も12サインの後半戦にありますので(海王星魚座/冥王星山羊座)

社会との関わり合いから逃げることはできない流れになっていきます



また、木星が乙女座にあるときは、射手座の土星・魚座の海王星との「柔軟宮の三者連携で、

二転三転しやすい・揺らぎやすい・迷いやすい運気にありましたが、

木星が天秤座に入ると、牡羊座の天王星・山羊座の冥王星との「活動宮の三者連携となり、

前進していく・動いていく運気になることも、大きな意味があるでしょう。

射手座の土星との連携も、発展性が見込めます。



──以上のことから、

木星が天秤座に入宮することで、
社会全体・世の中全体的に、活発に動いていく(進んでいく)流れになる


ことは明白です。

9月22日深夜には、太陽も天秤座に入宮し、木星と重なります。

そして10月1日の天秤座新月では、太陽・月・木星が天秤座で重なります。

「天秤座木星エネルギー」は、もちろん9月9日から始まりますが、

10月1日から本格始動するという感じでしょう。



(4)木星天秤座の一年/ラッキーテーマ

【木星の作用】と【天秤座のテーマ】を掛け合わせれば、

「木星天秤座の一年間」の風潮・トレンド・ラッキーテーマが浮かび上がってきます。


<木星天秤座の一年/ラッキーテーマ>

◆出会い・人間関係が広がっていく一年
◆他者との交流・人脈に「宝」「ヒント」「成長」のある一年


<今後一年間、常に意識するべきこと>
・社会の中、他者との関係性の中で、個人の能力を発揮していくこと
・一人で動くのではなく、周囲と繋がっていくこと
・一人で抱え込むのではなく、周囲と協力していくこと
・お互いの個性・価値観・違いを受け入れ、活かしていくこと
・ギブアンドテイク/共栄共存/相乗効果の精神





天秤座は、【出会い】【社交】【交流】【人脈】【友好】【愛】【調和】【平和】【公平性】【共栄共存】【パートナーシップ】【バランス感覚】【美的感覚】に密接な関係があるサイン。

「多種多様の人々と交流し、調和すること」が天秤座のテーマです。

そういった天秤座のキーワードやテーマに、木星の「追い風作用」が働くわけなので、

出会い・人間関係が広がっていく一年になります。

恋愛・結婚など、男女関係も活性化しそうですし、

契約(受注/発注)・提携・コラボ・協同作業・チーム活動など、

仕事や趣味の面でも動きや広がりが出てきそうな一年です。

天秤座以外の方も、ワクワクしますよね(^^)



ただし、前述のとおり、

木星は、(こちら側の望む・望まないに関わらず)ひたすら広げていく作用もありますので、

不要な人間関係も広がっていきやすいです。

積極的に他者との交流を広げていくことを意識しつつも、

ある程度の見極め(取捨選択)は必要だと言えるでしょう。

天秤座は【バランス感覚】【公平・フェア・対等な人間関係】を意味しますので、

どちらか一方にメリットや負担が偏るような関係性ではなく、

ギブアンドテイクの対等な関係性にこそ「幸運・発展」が舞い込みます。



また、美的感覚や美意識も(社会全体として)活性化しますので、

美しくきらびやかな光景・街並み・装い・芸術・文化も、たくさん目にしそうな一年です。

いろいろと楽しみですね


→つづき記事はこちら!天秤座木星★続報】繋がる・広がるエネルギーを実感中!


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