星読みカウンセラー・miraimikuです。
6月21日(水)13時25分、双子座に別れを告げて、太陽が蟹座に入宮します。
ここから7月23日までの約1ヶ月、太陽は、蟹座の位置から私たちを照らします。
「家族愛」や「身内意識」が高まり、
家族や親しい仲間との時間がメインになってくるでしょう。
仕事に行っても、「一刻も早く家に帰りたい」日々が続きそうです(^^)
二十四節気(にじゅうしせっき)で言うと、
「太陽が蟹座に入宮する日=蟹座0度になる瞬間」は【夏至】に当たります。
【夏至】は、一年で最も昼間(太陽が出ている時間)が長い日で、
【夏至】前後2〜3日の太陽は、一年で最もエネルギーが強い と言われています。
日差しが貴重なヨーロッパでは、「夏至祭」と呼ばれるお祭りが催されて、
外でたっぷり日光を浴びながら太陽の恵みに感謝を捧げるそうです。
日本では、ちょうど「梅雨の時期」に当たるので
太陽のエネルギーをなかなか拝めなかったりしますが、
日本でも夏至を祝うお祭りは行われています。
(三重県伊勢市・二見興玉神社で行われる “夏至祭”が有名)

「春分・夏至・秋分・冬至」は、エネルギー転換の大きな節目
季節の変わり目である春分・夏至・秋分・冬至は、
西洋占星術では 牡羊座(ASC)・蟹座(IC)・天秤座(DSC)・山羊座(MC)に当たります。
この4点はまとめて「アングル」と呼ばれ、ホロスコープにおいて 極めて重要な観点 になります。
◆春分=太陽が牡羊座に入る日=ASC(1ハウスの起点)
↓
◆夏至=太陽が蟹座 に入る日=IC(4ハウスの起点)
↓
◆秋分=太陽が天秤座に入る日=DSC(7ハウスの起点)
↓
◆冬至=太陽が山羊座に入る日=MC(10ハウスの起点)
↓
◆夏至=太陽が蟹座 に入る日=IC(4ハウスの起点)
↓
◆秋分=太陽が天秤座に入る日=DSC(7ハウスの起点)
↓
◆冬至=太陽が山羊座に入る日=MC(10ハウスの起点)

牡羊座も蟹座も天秤座も山羊座も、すべて活動宮のサインです。
活動宮のサインの性質は「スタートする」「始める」「自ら動く自発性」ですから、
季節の始まりである春分・夏至・秋分・冬至に対応しているのもうなづけます。
そして 春分(牡羊座)・夏至(蟹座)・秋分(天秤座)・冬至(山羊座)の4つのポイントでは、
季節が切り替わるのと同時に、私たちのエネルギー(テーマ)も大きく切り替わります。
かなり掻い摘んで書くと、それぞれのテーマは次のとおりです。
<12星座の前半=個人能力の育成と完成>

太陽が牡羊座に入る日。
西洋占星術での「新年」に当たり、ここから新しい一年がスタートします。
牡羊座・牡牛座・双子座までは「自分自身」がテーマ。個人能力の開発期間に当たります。

太陽が蟹座に入る日。
蟹座・獅子座・乙女座までは「自分と家族/仲間」「身近な集団性」がテーマ。
身近な人との関わり合いを通じて、愛情・情緒性・共感性・自己表現力・自己管理能力を育んでいきます。
乙女座で個人能力の完成。
<12星座の後半=社会性の育成と完成>

太陽が天秤座に入る日。
天秤座・蠍座・射手座までは「自分と相手」「自己理解/他者理解」がテーマ。
社会に出て行き、様々な人たちとの交流を通じて、社会的人格を形成し、人間理解を深めていきます。

太陽が山羊座に入る日。
山羊座・水瓶座・魚座までは「自分と社会」「社会的集団性」がテーマ。
社会人としての完成と自己実現。
そして社会からの卒業と再生。
【夏至】からの3ヶ月/蟹座→獅子座→乙女座までのストーリー
夏至は、「起承転結」の「承」。
春分からの3ヶ月を、大地にしっかり根付かせる期間。
秋分からの「本番デビュー」に向けて、個人能力の完成を目指す

太陽が蟹座に入る日。
蟹座・獅子座・乙女座までは「自分と家族/仲間」「身近な集団性」がテーマ。
身近な人との関わり合いを通じて、愛情・情緒性・共感性・自己表現力・自己管理能力を育んでいきます。
乙女座で個人能力の完成。
牡羊座でオギャー!とこの世に誕生し、
牡牛座で態勢(自分自身)を整えて、
双子座で外の世界に飛び出した「わたし」は、
「言葉」を使って他者と意思疎通することを覚え、
たくさんの「知識」や「情報」に触れ、
自分自身を「変化=バージョンアップ」させることに奔走してきました。
──この、春分からの3ヶ月は【個人能力の開発期間】に当たりました。
夏至からの3ヶ月(蟹座・獅子座・乙女座)では、
牡羊座・牡牛座・双子座で培ってきた【個人能力】を
家族や仲間との触れ合いを通して
さらに磨き上げていく、育てていく、より強いものにしていきます。
◆牡羊座:意志(存在)
↓
◆牡牛座:肉体(五感)
↓
◆双子座:知性(思考)
↓
◆蟹 座:情緒(こころ)
↓
◆獅子座:主観性(個性・自我の確立)
↓
◆乙女座:客観性(最適解)
↓
<個人能力の完成>
秋分(天秤座)からの「社会デビュー」へ
↓
◆牡牛座:肉体(五感)
↓
◆双子座:知性(思考)
↓
◆蟹 座:情緒(こころ)
↓
◆獅子座:主観性(個性・自我の確立)
↓
◆乙女座:客観性(最適解)
↓
<個人能力の完成>
秋分(天秤座)からの「社会デビュー」へ
牡羊座・牡牛座・双子座と、一人で突っ走ってきた「わたし」は
蟹座でふと、「孤独」を感じます。
寂しい。悲しい。虚しい。怖い───。
そういった「感情機能=情緒性」が発達してくるのが蟹座の段階。
一人きりで生きていくのではなく、
「一緒に生きていく家族」「分ち合える仲間」が欲しいと望むようになるのです。
そして、家族や仲間との「絆」を形成していくプロセスの中で、
嬉しい。楽しい。愛おしい───。
自分の感情機能(喜怒哀楽/好き嫌い)を発達させていくことになります。
相手の感情を受け止める「共感性」「協調性」も発達していきます。
蟹座で「分かち合うこと・助け合うこと・愛し合うことの喜び」を知り、
「帰る場所・HOME・揺らがない土台」を得たあとは、
獅子座で改めて「これが私の生きる道だ」と確信します。
自分の愛情や情熱を注いでいく対象が決まる。
一人では到達し得なかった「答え」に到達する──。
「個性・自我の確立」です。
獅子座で確信した「答え=個性」を、社会の中でどう表現していくのか。
集団・組織・社会、ルールやモラルの中で、どう折り合いをつけていくのか。
「ひとりよがりの情熱」だけで突っ走るのではなく、
「全体の中での自分」という現実的で客観的な視点を持つのが乙女座の段階。
獅子座の揺るぎない情熱に「ちょ、待てよ」とブレーキをかけるのが乙女座です(笑)
蟹座で手に入れた「愛」「仲間」「居場所」「HOME」。
獅子座で確信した「これが私の生きる道」「情熱」「信念」。
この場所で、この仲間と一緒に、こんな風に生きていきたい。
そういう「自分」と「社会」の橋渡しをするのが乙女座。
乙女座で「最終チェック」して、
天秤座(秋分)でデビューする──。
そんなストーリーを意識しながら、
夏至から秋分までの3ヶ月を過ごしてみてください。

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